今年最後の週末一般フリースクール体験は、赤ちゃんからおじさま!?まで23名の方が参加してくださいました。
3年以上週末体験をやってきて、今日は初のこころみ。フリースクール活動場所の近くにある高山川沿いを上流に向かいウォーキングしました。
冬なのにあたたかいので野イチゴがたくさんあって、つまみながら歩きました。
途中、川に入ってみたり。
2年生のLくんは、低い場所にある川岸から、高い位置にある道路までひょいひょいと登り、戻ってきました。
が、背の低い5歳のHくん、道路まで段差があって登れません。
その様子を見守る大人、3人。
スタッフたみ(Hの母)、Lくんの父、新人ボランティアスタッフの男性。
わたしが少しはなれてこどもの様子を見守ると、
木のねっこのルール 【こどもを信じて見守る】 にのっとって、
大人男性2人も少し距離をもって、こども二人を見守ります。
「引っ張ってあげようか?」上からLくんがHくんに声をかけます。
Hくんは自分で登りたい様子で、上がりやすそうな違う場所を探していますが、
もう一度「引っ張ろうか?」とLくんが言うと、Hくんも手を差し出しました。
重くて、引っ張り上げるLくんが一瞬ぐらっとしましたが、大人たちは辛抱辛抱。だまって見守ります。
Lくんはもう一度体勢を立て直し、一生懸命引き上げます。
うーーーん!
HくんはLくんの助けにより登ることができました。
そして、言葉はなく、二人はまた歩きはじめました。
その様子を離れた場所から見守っていたLくんのお父さんが「そっかー。こういうことかーそうかー!」とうれしそうな顔。
お父さんは、「木のねっこではこどものことはなるべく手や口を出さず見守っていてね」とスタッフに言われていたけど、それをなぜやるのか、それをやるとこどもはどうなるのか、今までは実感としてわかりにくかったようです。
お父さんは家ではLくんのことがいろいろ気になって、口も手も出してしまうんだ、と話してくださいました。
フリースクール木のねっこでは、大人が子どもを信じ見守り、手出し口出しをしない中で
こども自身が自分で動き、判断し、子ども同士でやりとりし、成し遂げる、または試行錯誤し考え、挑戦します。
大人は木のねっこのルールを実践し、こどもの様子を目の当たりにし、体験・体感することで、木のねっこのルールの大切さにきづきます。
信じて見守る。
言葉だけ聞くと、簡単にできそうですが、大人にとっては忍耐、修行。
木のねっこのルールに守られ、おとなもこどもも、学びます。
今日もたくさんの大人に見守られ、自分のやりたい気持ちに正直に、たくさん挑戦したこどもたちの姿がありました。
こどもを信じて見守る。
ぜひ木のねっこで体験、体感してみてくださいね!
明日はいよいよ今年最後の平日スクールです。
【文=たみ】
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