事件発生!こんな時はとっさの判断とよもぎ。

今日は、いつもと同じようなのんびりとした1日になると、

そう、思っていました。

安田大学からの2名の研修生が、3回目の最終日です。

なぜか、Mが先生のように仕切って、5年生の算数と漢字のドリルを解いてもらってました。さすが現役大学生。スラスラ解けたかな!?

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Hはこないだのように、米の選別。わたしは折り紙。

LくんやFさんはiPadをやり、Lくんは大学生のぴょんちゃんと、はんぞうの家へ勉強しに行く約束をしていました。

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そこで、みんなでかけっこ!

大学生の研修生にはんぞうの家を見せるため、金曜日にはほとんど行くことのない、はんぞうの家へ、みんなで行きました。
小さな子たちは、はんぞうの家には行かず、車を停めた広場にある、いつもは遊ばない遊具や、その広場にある四角い石像のそばで、遊んでいました。

Lくんと、Mさんは、ぴょんちゃんとサンルーム図書館でお勉強&ルーレットゲームを楽しんだそう。

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そんな頃、事件はありました。

あとからやってきたKくんが、石像の周りを囲んである、鉄の細い棒に足を引っ掛け転び、石像の台の角におでこを強打。出血。

わたしは近くで座って見守っていましたが、急いで駆けつけ、仰向けに寝かせて、出血している部分を手の平でしっかり圧迫止血。

駆けつけてきたFさんと研修生に、よもぎを取ってくるよう指示し、わたしははるみちゃんとお母さんに電話連絡。

よもぎをもんでもらい、それを患部に当て、またしっかり圧迫止血。

よもぎは止血、殺菌の効能が高いといわれています。

 

その間も、血は出てきます。とにかく押さえ続け、寒がるKくんのからだにFのジャンパーをかけました。

意識はあって、でも不安そうな表情、痛がるので、大丈夫大丈夫とおまじないようにつぶやきました。

彼の生命力なら大丈夫、という確信もどこかにありました。

やはり止血が一番。

骨折、やけど、裂傷

こどもが身をもって教えてくれます。

そんなときも、こどもたちの生命力、治癒力を目の前で見せてもらい、

人がなるべく手を出しすぎないこと、人の持ってる力を引き出すこと、の重要性を痛切に感じます。
とっさにできることをやる。こういう緊急事態のときに、感覚的に、その時の最善な判断を重ね、やっていくことで、それが経験となる。
それが、生きる力だと、教えてもらいました。

 

そして、Kくんが尊くて本当に大事な存在だと、みんなが実感しました。

Kくん、早くよくなって、いつものようにたくさんおしゃべりしてくれるといいなと思います。

それから、やはり、人工物ではなく

木や土や、なるべく自然に近いものの中で過ごすことが大事だと、はるみちゃんと話をしました。

 

ランチは、世良さん&経理さんの

冬野菜たっぷりおかず。

風呂吹き大根、じゃがいも、にんじんとサツマイモのキンピラ、などなど。

美味しくいただきました。

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午後からは、研修生さんたちと、おもしろ写真撮影を楽しんだ、MFH。

Lくんは、卓球のラケットでバドミントンをやっていました。

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羽根が屋根の上へのってしまい、Fと協力してとっていました。

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おやつは焼きおにぎりに、ゆず味噌をつけて。ボラスタさんが握って、世良さんが囲炉裏で焼いてくれました。

香ばしくて最高のおやつです。

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研修生さん、3日間お疲れさまでした。何を見て、何を感じたかな。発表がんばってね!

明日はお休み。明後日は地域イベントしめ縄づくりのお手伝いをします。

片付け準備もみんなでしましたよ。

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おまけ写真

かっこいいはるみちゃん

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【文=たみ】

 

こどもはけがをする

たみに電話で呼ばれて
駆けつけると、青ざめた「たみ」がおりました。
Kの額の傷を確認すると、ある程度止血は終わっていました。
意識もしっかりしています。

頭の出血は、
思ったより出るので、初めての人は驚きます。
何にしてもけがはまずは止血。汚れていれば流水消毒。
今回は近くによもぎ。よい判断でした。
わたしが少し処置をしたら、

痛いよ、と不安がるKに
「大丈夫よ」
と優しく声がけをするとたみちゃん。 私まで癒される。
しかし、
Kの特性には、そうじゃない(笑)

「痛いのは生きてるからよ、
痛みは体の声よ、痛みは体が戦っているんだよ。痛いね、痛いね。
そりゃー痛いよ。」
私がそう言うと、
手をぎゅうーと握って少し安心した様子。

5歳児のこの経験は何にも代えがたい。
用事ででていた母親が帰って来て、
「お母さんお母さん」
と里心つくも、
「はるみとたみがいるじゃない、大丈夫」
というと、
黙って握った手をぎゅーぅ。

けがをすること自体は
命に危険がなければいつか癒えるけど、こうやってまわりに、自分のために一生懸命になってくれる大人がいた事実は彼らの貴重な財産になる。

それはKだけじゃなく、Kママ、一緒にいなかったパパ、たみちゃん、現場にいた生徒、研修生、食事を用事してくれていたスタッフ、みんなの財産になる。

けがは日常。
お茶の子さいさい。
早く良くなれ、みんなが心配してるよ。

【文=はるみ】

 

最後にKママがわたしたちにくれたメッセージ

↓↓

無事で良かった。

MやLやF、Hが、心配そうにKに声を掛けてくれてたのが、印象的だったわ。
あー、Kは、家族以外で、こうやって心配してくれて、顔見に来てくれる人が出来たんだとね。

 

以上、Kママより。

 

木のねっこは、でっかいファミリーです。

 

 

 

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